治験生活.com

治験で生活している私の日常ブログです。

4年間治験で生活しています。

家族で治験生活している治験太郎です。

 

そもそも治験って何?って思う方もいると思いますので、まずは治験について書いてみようとおもいます。

 

 

 

治験とは

 

あなたは治験と聞いてどんな印象を受けますか?

何するの?

危険はない?

儲かるの?

いろんな疑問が浮かぶでしょう。私なりに治験について紹介してみようと思います。

www.mhlw.go.jp

 治験とは、薬として国から承認を得るために厚生労働省の指導のもとに実施している臨床試験のことです。私たちが普段使っている薬は、被験者の「治験」を経て厚生労働省の承認を得た薬を使用しているのです。

 

治験は新しく開発された薬の有効性の確認や安全性を評価するために繰り返し試験が行われます。

 

第1相~第3相まで試験段階があり、各段階のデータ結果をまとめて厚生労働省に提出し、承認を得て薬として使用されるようになります。

 

そしてその新薬の効き目や安全性について確認するために、実際にその薬を試す被験者となりお金をいただいているのが私たち家族です。

 

また、医薬品だけではなく美容品や健康食品などその種類は様々です。

 

美容品や健康食品なら、一般の方でも参加しやすいのではないでしょうか。

 

お肌のクリームだったり、乳酸菌のドリンクや健康サプリメントを服用したり・・・

 

美意識が高い方なんかは、お金がもらえて美容品を試せるんだからメリットしかないですよね。笑

 

医薬品のモニターの方が貰えるお金(負担軽減費と言われます)は大きいのですが。

 

 ちなみに定義としては被験者はアルバイトではなく有償のボランティアだそうです。

 

治験の内容

治験は通院するタイプ入院するタイプ自宅で試験品を摂取するタイプがあります。

 

通院タイプは比較的拘束時間が短く、入院の場合は数日~1ヶ月程度施設に入院することになります。自宅で摂取するタイプは試験品摂取後に日誌を提出します。

 

どのタイプも薬やサプリメント、健康食品などを服用し、服用後の変化を調べるために行われます。

 

治験の内容によって頻度や量は異なりますが、ほとんどの場合、採血が行われます。

 

入院の場合は、他の被験者と集団で入院することになり、起床、消灯、食事時間などは決まった時間に行われて、決められた時間以外は比較的自由に過ごせます。

 

比較的自由時間の方が多いので基本暇です。

 

入院施設には漫画本やゲームやDVDなどが完備してあるので、空き時間はすべて無料で自由に利用することができます。

 

ノートパソコンなどの持込みも可能ですが、タバコはNGです。

 

また、試験期間中は禁煙に協力しないと試験に参加させてもらえません。

 

稀にタバコの新製品などのモニターもありますが。笑

 

もらえるお金は

治験バイトの相場は、日給で1日あたり1万円~2万円程度が相場です。

 

入院タイプの方が拘束時間が長い分、通院タイプよりも日給は高くなります。

 

支払いは来院毎に手渡しでもらえる場合と銀行振り込みの場合があります。

 

手渡しは嬉しいけど、額が大きいと帰り道が不安になります。笑

 

治験の流れ


1)治験モニターに応募
自分が参加したい治験のモニターに応募します。

2)予約完了
応募が完了すると、健康診断の案内が届きます。指示に従って健康診断日まで過ごします。

3)健康診断受診
説明会(主に治験の内容など)の後に健康診断があります。健康診断の結果によって治験に参加できるかが決まります。

4)治験に参加
合格となった場合、試験開始日から治験がスタートします。

 

治験バイトのメリット・デメリット


<メリット>

高額な報酬が得られること。

無料で健康診断が受けれること。

漫画本が読み放題なこと。

DVD(ゲーム)が見放題なこと。

1日3食の食事が提供されること。

規則正しい生活が身に付くこと。

 

食事については栄養管理されたものにはなりますが、一般的な病院食ではありません。

 

私がこれまで参加した中で一番豪華だったものでステーキやうな丼、アイスクリームやケーキが出たことがありました。

 

個人的には唐揚げが出ることは多い気がします。

 

あと食事は施設によって弁当だったり、施設の手作りだったりします。

 

食事がおいしくない施設での入院は苦痛でしかないので気を付けましょう。

 

<デメリット>

時間的拘束

運動制限

食事制限(提供されたもの以外口にできないし残すことができない)

喫煙制限

集団生活

副作用

 

食事制限以外は私は苦痛ではありません。

 

集団生活も別に他人としゃべったりしないし、副作用も全く気になりません。

 

副作用はメンタル的なものがほとんどだと思います。

 

入院生活の不安から頭痛や吐き気が出るのかなと。

 

全員に副作用が出たという事例はないですし、日本の治験は過保護な位しっかりしてると施設の人が言ってました。

 

治験は新薬を投与したあとの血中濃度代謝の経過を見る行為であり、未知の薬の効き目を確かめる人体実験ではないのです。

 

日本では人体実験というイメージを持ってる方が多いので、臨床試験は人手が不足しており私たちみたいな度胸があって本質を知ってる怠け者たちが楽な生活することができています。

 

身体に影響が出たら

治験参加中に副作用が生じた場合、治験を中止し医療スタッフにより適切な処置が行われます。

 

後日、身体に影響が出た場合も同様に処置が施されます。

 

基本的に製薬会社から保証がでますので、万が一、入院が必要になった場合も医療手当や休業補償金が支給されます。


治験の安全性については慎重に配慮されていますが、副作用などについて事前に説明があるので、十分に理解した上で参加しましょう。

 

そもそも治験は国から承認された上で実施されてるのです。

 

国が認めてるのにそんなに危険なことをやらせるわけないでしょうwと私は思っています。

 

申込後の辞退について

治験を始めた後でも、治験は義務ではなく自由意志によるので、いつでも辞めることができます。
※ただし報酬は一部しかもらえない場合と一切もらえない場合があります。

 しかし、あまりにも辞退が続くとブラックリストに入れられる可能性がありますので中止てください。

 

まとめ

新薬が世に出る前に効果や安全性確認するための被験者となる治験モニター。

 

 裏バイトとか人体事件とか闇が深いイメージが蔓延しているが、実際は国の許可を得た上で実施されています。

 

 ヤ〇ザと関わる出し子、夜逃げ屋、出会い系のサクラなんかよりはるかに安全です。

 

むしろ超絶ホワイトなバイトですw

 

なんせ国に認められてる上に製薬会社が保証してくれるんですから。

 

怖いものはありません。

 

採血に抵抗がなければ楽して稼いじゃいましょう。